【この記事の制作にchatGPTなどのAIは使用していません。AIの使用に関する当サイトのガイドラインはこちら】
どうも、しーです!
プロゲーミングチーム「Fnatic」が監修をし、SONYが販売する完全ワイヤレスゲーミングイヤホン「INZONE Buds」。
約3万円という高額なワイヤレスイヤホンながらも、専用のレシーバーで接続することによって30ms未満の超低遅延を実現しており、DACやアンプを使用しなくてもイコライザー調整が可能な、まさにゲームのためのワイヤレスイヤホンとなっています。
今回の記事では、そんなハイクオリティワイヤレスゲーミングイヤホン「INZONE Buds」をレビュー。
メリット、デメリットどちらも解説しているので、購入を検討している方はぜひ最後までご覧ください!
実際に購入して1ヶ月ほど使用したレビューです!今までヘッドセットを使用していたユーザーとしては、かなり満足度の高いイヤホンとなっています!
INZONE Budsの概要
製品詳細
製品名 | INZONE Buds |
---|---|
メーカー | SONY |
カラーバリエーション | 黒、白 |
接続方法 | 無線(2.4Ghzワイヤレスレシーバー、Bluetooth LE Audio) ※Bluetooth接続はLE Audio対応機種のみ |
対応機種 | PC、PS5、スマートフォン、Switchなど |
重量 | 片耳6.5g |
バッテリー持続時間 | 12時間+充電ケース12時間(ノイズキャンセリング時は11時間) |
価格 | 29,700円 |
製品特徴
※以下Amazon商品ページより引用
Fnatic監修、勝利のためのゲーミングヘッドセット
多くの国際大会で優勝を収め、世界的にも絶大な人気を誇るプロeスポーツチーム「Fnatic」。INZONEは、輝かしい実績を誇る彼らと商品共創を含むスポンサーシップ契約を締結しました。ソニー は、全てのプレイヤーのパフォーマンスを最大限に発揮するために、デバイスに革新をもたらし、ゲームプレイのレベルを向上するという目標をFnaticと共有し、ゲームプレイヤーの体験を強化していきます。
競技性の高いゲームプレイに適した音質
完全ワイヤレスヘッドホン『WF-1000XM5』と同様にソニー独自開発8.4mmのドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」を採用。ドーム部とエッジ部に異なる素材を組み合わせた振動板構造で、柔らかいエッジが沈み込む低音域を、軽量高剛性のドームが伸びのある高音域を再生します。ゲーム内のすべての音を余すことなく再現することで、迫力のある爆発音から微細な足音まで、ゲームの世界に入り込んだかのような没入体験を実現します。
没入と勝利に導く立体音響と2つの個人最適化
「音場の個人最適化」により音場を、さらに「サウンドトーンの個人最適化」により音質を一人一人に最適化します。2つの個人最適化を組み合わせることで、ゲームフィールド内の敵の位置や、どこから攻撃されているのか、またどのようなフィールドにいるのかの空間感を音によってより把握しやすくなります。
長時間使用のニーズに応える装着性とバッテリー性能
耳の複雑な凸凹に干渉しにくい形状設計により、耳への圧迫感を軽減しており、長時間のゲームプレイでも快適に使用できます。さらに、電力消費を効率化するチップセット「低消費電力プロセッサーL1」を新開発し、イヤホン本体のみで12時間、付属のケースで充電すると合計約24時間の使用が可能(*)です。急速充電にも対応し5分間の充電で約60分の使用が可能です。* 2.4GHz接続時。ノイズキャンセリングOFF時
集中力を高めるノイズキャンセリング機能
ソニーの「1000X シリーズ」で定評のあるノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能を搭載。屋内ノイズを低減することでFPSゲームにおけるわずかな音のキャッチやゲームへの没入をサポートします。
1ヶ月間毎日10時間以上INZONE Budsを使ってみたレビュー
急いでいる方向け「INZONE Buds」のメリットまとめ
- ヘッドセットと違って音が逃げないので聞き取りやすい
- イヤホンなのにDACやアンプを使用しなくても専用ソフトでイコライザー調整が可能
- イコライザー調整をすることで臨場感のある重低音も再現可能
- 30ms未満の低遅延無線接続が可能なので対人ゲームにおいても問題なし
- 音の定位感もかなり分かりやすいので、FPSゲームに向いている
- PC専用ソフトを使用すればワンクリックでサウンドトーンを個人最適化可能
- スマホアプリ「360 Spatial Sound Personalizer 」で耳を撮影することで音場の個人最適化まで可能
- 連続稼働時間がノイキャン有でも11時間あるため、長時間のゲームプレイでも充電切れの心配なし
急いでいる方向け「INZONE Buds」のデメリットまとめ
- 価格が高い
- 付属のUSBケーブルが短い
- USBレシーバーがType-Cなので、接続デバイスによっては変換アダプタが必要
- Bluetooth接続は LE Audioに対応したデバイスのみ
- 初期設定だと低音がチープなので、低音重視の方はイコライザー調整が必須
- ノイズキャンセリング機能の質は高いとは言えない
- マイク音質は悪いので、VCなら良いが配信時のマイクには向かない
同梱内容
INZONE Budsの内容物は以下の通りです。
- 本体(充電ケース、イヤホン、USB Type-Cドングル)
- USB Type-A to Cケーブル
- イヤーピース4種
- 説明書
内容物自体はよくあるワイヤレスイヤホンと変わりませんが、2.4Ghzの無線接続が可能なUSB type-Cドングルが付属しています!
横長に伸びたシンプルなデザイン、連続稼働12時間の長時間使用が可能
画像のようにINZONE Buds自体のデザインはシンプルで大きな特徴があるわけではありませんが、最大充電時の連続稼働時間が12時間、ノイズキャンセリング機能をオンにしていても11時間の連続稼働が可能です。
イヤホンケース自体が充電ケースとなっており、最大12時間分の充電が可能となっているため、USBに接続して充電しなくても、最大24時間も使用することが出来ます。
また、イヤホン本体の黒い部分はタッチパネルとなっており、右耳のパネルを軽くタッチすると音量アップ、長押しすると音量ダウン、左耳のパネルをタッチするとノイズキャンセリングのオンオフ、外音取り込みの調整が可能となっています。
毎日10時間以上使用しており、連続5時間以上のゲームプレイも行っていますが、充電が切れたことは一回もありません!寝る前に充電しておき、使用しない時は充電ケースに入れるようにしておけば1日中使えます!
USBtype-Cレシーバーを接続することで30ms未満の低遅延接続が可能
画像のUSBレシーバーをPCやPS5、スマートフォンに接続することで、30ms未満の低遅延接続が可能です。
Bluetooth LE Audioでの接続も可能で、スイッチでPS5からスマートフォン、PCからPS5という感じに接続を切り替えることも出来ますが、LE Audio対応デバイスがそもそも少ないため、活用する場面が少ないように感じます。
Type-Cが接続できないPCを使っている場合でも、USB変換アダプタを使用することで接続が可能となります。
自分の場合、Type-Cの接続端子がPC背面にあって面倒なので、画像のように変換アダプタで接続しています!変換アダプタでの接続は推奨されませんが、接続が途切れるなどのトラブルも無く使用できています!
PC専用ソフト「INZONE Hub」でイコライザー設定やサウンドトーンの個人最適化が可能
SONY公式サイトでダウンロード可能な専用ソフトウェア「INZONE Hub」を使用することによって、イコライザー調整だけでなく、ダイナミックレンジコントロールや立体音響のオンオフが出来ます。
それだけでなく、ワンクリックでサウンドトーンの個人最適化、スマホアプリ「360 Spatial Sound Personalizer」で耳を撮影する必要がありますが、音場の個人最適化を行うことも可能です。
デフォルトで3つのイコライザー+カスタムイコライザーに変更が可能ですが、サウンドプロファイルの作成をすることも出来るので、全てのイコライザーを調整することが可能です。
サウンドトーンの個人最適化、音場の個人最適化は絶対にした方が良い設定です!音質がかなり良くなります!
INZONE Budsの低音を強くしたい方向けのおすすめイコライザー設定
1ヶ月ほどINZONE Budsを使用してきた中で、低音に最適化されたイコライザー設定も見つけたので、紹介します。
dB(デシベル) | +12 | +11 | +10 | +3 | +1 | 0 | 0 | 0 | -5 | -5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Hz(ヘルツ) | 31.5 | 63 | 125 | 250 | 500 | 1k | 2k | 4k | 8k | 16k |
各Hzを上記表に記載したdBに設定すると、低音を重視しながら高音もはっきりと聞き取れるイコライザー調整が可能です。
ただし、ゲームの臨場感を一番に考えた低音重視の設定なので、FPSで足音を聞き取りやすくしたい方に向けたものではありません。
あくまで自分の中で一番良かった設定なので、このイコライザー設定が合わない方は、低Hzを下げながら様子を見るのをおすすめします!
ノイズキャンセリング機能は優れているとは言えないものの、ヘッドセットと比較して十分な性能
INZONE Budsのノイズキャンセリング機能は、有名なノイキャンイヤホンと比較して高性能とは言えません。
起動時に耳がツンとした感覚になるのに加えて、イヤホン外からの喋り声なども多少は聞こえます。
聞こえ方としてはゲーム音が前にあり、その後ろからイヤホン外の音が聞こえるという感覚なので、外の音がゲーム音をかき消すという事は一切ありません。
ヘッドセットを使用していると、ゲーミングPCやPS5のファンの音が聞こえてきますが、INZONE Budsのノイキャン機能であれば、PCやPS5の騒音は全く聞こえないレベルまで消してくれます。
AirPodsなど、他の高性能イヤホンのノイキャン機能に慣れている方からすると、確実に物足りない性能ではありますが、ヘッドセットからの移行を考えている方であれば十分な性能です!
付属のケース充電用USBケーブルが20cm程とかなり短い
INZONE Budsに付属されているUSBケーブルは、20cm程とかなり短いため、人によっては純正ケーブルでは使いづらい場合があります。
自分の場合は下記画像のように、PC上面パネルのスリットに被らないようにPC上に置いています!
Bluetooth接続が可能なデバイスはLE Audio対応機種のみなので、スマホ用には全く向いていない
INZONE BudsはBluetooth接続が可能と謳っているものの、接続可能なデバイスはBluetooth最新規格のLE Audioに対応したデバイスのみとなっているため、スマホ接続を考えている方はまず自分のスマホがLE Audio接続に対応しているか確認する必要があります。
2024年以降に発売したモデルであれば、LE Audioに対応している機種も増えているものの、まだ対応していないモデルも数多くあるため、スマホ用にはあまりおすすめできません!
結論:ヘッドセットからイヤホンへの移行を考えているゲーマーにおすすめ
INZONE Budsの性能を最大限引き出すには、PC専用ソフト「INZONE Hub」が必要ではあるものの、ヘッドセットや直挿しイヤホンからの移行を考えている方に、十分おすすめ出来るワイヤレスゲーミングイヤホンです。
ただし、DACやアンプなどを通してイヤホンを使用している方だと、INZONE Budsの性能には満足できない可能性があると感じました。
約3万円ほどの高額なワイヤレスイヤホンになるため、この記事でINZONE Budsのメリットとデメリットを十分に把握してから購入を検討することをおすすめします。
自分は「ASTRO A50」というヘッドセットからの移行だったので、INZONE Budsの性能にかなり満足出来ました!
コメント