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どうも、しー(@shi_2609_blog)です!
今回の記事では、人気のワイヤレスゲーミングイヤホンであるSONY「INZONE Buds」とSteelSeries「Arctis GameBuds」を比較します!
どちらもすでに単体のレビュー記事は投稿しており、本記事では実際に使用した上での実機比較を行っています。
ワイヤレスゲーミングイヤホンを検討していてどちらを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください!

どちらもおすすめ出来るゲーミングイヤホンですが、実際に使用した上でそれぞれの強みと弱みが分かったので、ぜひ参考にしてください!






INZONE BudsとArctis GameBudsを比較


カタログスペックの比較
| 製品名 | INZONE Buds | Arctis GameBuds |
|---|---|---|
| メーカー | SONY | SteelSeries |
| カラーバリエーション | 黒、白 | 黒、白、グローレンジ |
| 接続方法 | 無線(2.4Ghzワイヤレスレシーバー、Bluetooth LE Audio) | 無線(2.4Ghzワイヤレスレシーバー、Bluetooth 5.3) |
| 対応機種 | PC、PS5、スマートフォンなど ※Bluetooth接続はLE Audio対応機種のみ | PC、PS5、スマートフォンなど |
| 重量 | 片耳6.5g | 片耳5.3g |
| 連続稼働時間 | 12時間+充電ケース12時間(ノイズキャンセリング時は11時間) | 10時間+充電ケース30時間 |
| 遅延 | 30ms | 40ms |
| ノイズキャンセリング機能(ANC) | 対応 | 対応 |
| Amazon販売価格 | 27,000円 | 25,733円 |
カラーバリエーションや価格、Bluetooth接続の汎用性はArctis GameBudsに軍配が上がるものの、イヤホン単体の連続稼働時間はINZONE Budsが優れており、カタログスペックだけで見るとそれぞれに魅力があるように感じます。



連続稼働時間に関して、どちらもカタログスペック通りの性能を発揮します!
同梱内容の比較


- 本体(充電ケース、イヤホン、2.4Ghz接続用USB Type-Cドングル)
- USB Type-A to Cケーブル
- イヤーピース4種 ※1種は本体に装着されています。
- 説明書


- 本体(充電ケース、イヤホン、2.4Ghz接続用USB Type-Cドングル)
- USB Type-C to Cケーブル
- USB Type-C to A変換アダプタ
- イヤーピース3種 ※1種は本体に装着されています。
- 説明書
2.4GHz接続用ドングルは両モデルともUSB Type-Cですが、Arctis GameBudsには最初から「USB Type-CからType-Aに変換するアダプタ」が付属しています。
そのため、PCにType-Cポートがない場合でも別途変換アダプタを用意せずに2.4GHz接続が可能です。
ただし注意点として、ファームウェアアップデートは純正のType-C to Cケーブルでしか行えません。
アップデート時は2.4GHzドングルとイヤホン本体を収納したケースの両方をPCに接続する必要があるので、Type-Cポートを搭載していないPCでアップデートを行う場合は、「2.4GHzドングル接続用の変換アダプタ」と「純正ケーブルをPCに接続するための変換アダプタ」、合計2つのアダプタが必要です。
つまり、ファームウェアアップデートまでを考慮すると、Type-CポートがないPC環境では実質的に両モデルの条件はほぼ同じと言えます。



Type-Cポートが無いPCを使用している方の場合、付属のUSBケーブルがType-C to Cという点でArctis GameBudsの方が一手間多いです!
デザインに優劣は無く、装着感と取り外しのしやすさはINZONE Budsの方が好み


イヤホンケースのデザインに関して、INZONE Budsは四角いデザインに対してArctis GameBudsは楕円型です。


イヤホン本体もそれぞれ特徴が違い、INZONE Budsは細長いシンプルなデザインに対して、Arctis GameBudsは小ぶりで三角の特徴的なデザインです。


重量がArctis GameBudsの方が1gほど軽いため、サイズもINZONE Budsより小さいです。
軽い方が良いと思うかもしれませんが、この重量では体感での違いは殆ど無く、むしろArctis GameBudsは小さすぎて装着後に取り外しにくいです。
耳のサイズによって好みは変わると思いますが、筆者としてはINZONE Budsの方が取り外しも含め、装着感は好みです。



INZONE Budsの黒い面はタッチセンサー、Arctis GameBudsのロゴ部分は物理ボタンとなっています!
長時間の使用では連続稼働12時間のINZONE Budsが上だが、10時間のArctis GameBudsでも充電切れの心配は殆ど無い


Arctis GameBudsの連続稼働時間は10時間とINZONE Budsと比べて2時間少ない稼働時間です。
毎日10時間以上ぶっ通しでゲームをプレイする方であれば、INZONE Budsと比較して明確なデメリットです。
しかし、殆どのユーザーは充電せずにぶっ通しでそこまで長くプレイする事は無いため、連続稼働時間という点においてはどちらを選んでも特に問題は無いと言えます。


筆者は最近だとフォールアウト4を長い時には1日12時間ほどプレイしている事もありましたが、ご飯休憩やお風呂休憩などで一旦充電ケースに収めるため、Arctis GameBudsを使っていての充電切れは一度も起こしませんでした。



ケースのバッテリー容量はINZONE Budsはフル充電1回分(12時間)、Arctis GameBudsはフル充電3回分(30時間)と考えると、ケース充電ありでの連続稼働時間はArctis GameBudsの方が上になります!
2.4Ghz無線接続はINZONE Budsの方がカタログスペック上は低遅延だが、体感できる差ではない


INZONE BudsとArctis GameBudsは、どちらも2.4Ghz接続レシーバーを使用することで低遅延無線接続が可能となっています。
カタログスペック上はINZONE Budsが30ms、Arctis GameBudsが40msなのでINZONE Budsの方が低遅延ですが、この差は認識できるような差ではありません。


ゲーマーがワイヤレスイヤホンを購入する上で低遅延かどうかのチェックは重要ですが、30msと40msの違いはあって無いようなものなので、INZONE BudsとArctis GameBudsどちらかで迷っている方は、遅延以外の部分で判断するのがおすすめです。



INZONE BudsとArctis GameBudsのどちらを使用しても遅延を感じないゲームプレイが可能という事です!
どちらもBluetooth接続に対応しているものの、INZONE BudsはLE Audio対応機種としか接続できない


INZONE BudsとArctis GameBudsはどちらもUSBレシーバーを使用した2.4Ghz接続だけではなく、Bluetooth接続にも対応しています。
そのため、家でのゲーム以外にも外出時にスマホと接続して使うことも出来ますが、INZONE Budsが接続可能な機種はLE Audio対応機種のみです。
最新機種であればLE Audio対応機種もあるものの、殆どのユーザーは接続することが出来ません。
これは外出時にも使いたいと考えている方にとって、明確なデメリットと言えます。



スマホにも接続したいけど自分の機種がLE Audio対応機種かよくわからないという方は、Arctis GameBudsを買っておいた方が安心です!
どちらもPC専用ソフトで各種設定が可能だが、Arctis GameBudsの方が多機能な反面使いづらい


Arctis GameBudsとINZONE BudsはどちらもPC専用ソフトを使用することでイコライザー設定やプリセットの変更が可能となります。
Arctis GameBudsは「SteelSeriesGG」、INZONE Budsは「INZONE Hub」というソフトで変更が可能です。


上記画像はINZONE Hubの実際の画面です。
1つのウィンドウにほとんどの情報が分かりやすく集約されており、直感的にも操作しやすいシンプルなUIとなっています。
次の4枚の画像はSteelSeriesGGの実際の画面です。








これを見るだけでも分かると思いますが、SteelSeriesGGは様々な機能が備わっている反面、どこをどう操作すれば良いのか直感的に分かりづらいUIとなっています。
Arctis GameBudsのイコライザー調整を行う場合、さらに別でArctis GameBuds管理用のウィンドウを立ち上げる必要があります。
イコライザー調整の自由度はINZONE Hubよりも高かったりと良い点はあるものの、デバイスソフトに慣れていない方が使用すると、よく分からなくて設定を諦める可能性が高い仕様です。
この点は大手音響機器メーカーでもあるSONYの方が、ユーザーフレンドリーなUIとUXを理解しているとも言えます。



オーディオ自動最適化機能「SONAR」など、Arctis GameBudsの良い点も沢山ありますが、音響ソフトとしての使いやすさだけで見ると大きな差があります!
デフォルトプリセットはどちらも大差無いが、イコライザー調整をすればArctis GameBudsの方が圧倒的に重低音が良い


INZONE BudsとArctis GameBudsはPC専用ソフトを使うことで、低音が強化されたイコライザープリセット、FPSゲーム向けのイコライザープリセットといったものがいくつか用意されています。
Arctis GameBudsはゲームタイトル毎に合わせて100種類以上のプリセットが用意されていますが、正直どれも音質に大きな差はありません。


自分でイコライザー調整を行うことでどちらの機種もプリセット以上に重低音を強化することが可能ですが、上手く調整を行えばArctis GameBudsの方が圧倒的に良い音を出すことが出来ます。
これはPCソフト「INZONE Hub」の方がユーザーフレンドリーな反面、イコライザー調整の自由度が大きく制限されているのが影響していると思われます。



イコライザー調整を行う必要があるという前提条件はあるものの、音質で選ぶなら圧倒的にArctis GameBudsがおすすめです!
ノイズキャンセリング(ANC)性能はどちらも微妙だが、INZONE Budsの方がマシ


ノイズキャンセリング機能の性能はINZONE BudsとArctis GameBudsどちらも良いとは言えないものの、体感できるレベルでArctis GameBudsの方が悪いです。
INZONE Budsに関しては、ノイキャンをオンにしてもイヤホン外の話し声はそれなりに聞こえるものの、イヤホンで聴いている音の後ろにイヤホン外の話し声が聞こえるという感覚なので、聴いてる音楽を外音がかき消すことは無い程度にはノイキャンが効いています。


一方でArctis GameBudsは、ノイキャンをオンにしてもイヤホン外の話し声が大きければ、聴いてる音楽にもしっかり被ってくる上に、音質が少し悪くなったような感覚もあります。
どちらもノイキャン機能を期待して買うワイヤレスイヤホンではないという点では同じですが、INZONE Budsの方がノイキャンとしては機能しています。



ゲーミングPCのファン音くらいであれば、Arctis GameBudsのノイキャンでも一応消えます!
Arctis GameBudsは「SONAR」を使うだけで定位感が分かりやすくなるので、INZONE BudsよりFPS向けの調整が簡単


Arctis GameBudsはPC専用ソフト「SteelSeriesGG」を使用することで、オーディオ自動最適化機能「SONAR」を使用できます。
これは起動しているゲームに合わせてオーディオを自動最適化してくれる便利な機能で、INZONE Budsと上手く差別化が出来ている機能です。


PC専用ソフト「INZONE HUB」にも画像のように、音場の個人最適化やサウンドトーンの個人最適化といった機能は備わっていますが、「SONAR」ほど定位感が分かりやすくなるわけではありません。
筆者はこれ以外に臨場感を度外視した足音が分かりやすくなるイコライザー調整をINZONE Budsで設定していますが、調整無しでもSONARをオンにしたArctis GameBudsの方が定位感が分かりやすくなりました。



BF6とCoDBO7で検証しました!ちなみにSONARオフかつデフォルトプリセットならどちらの機種も似たような定位感です!
結論:調整は最小限で使いやすさ重視ならINZONE Buds、調整ありきでFPSゲームメインならArctis GameBudsがおすすめ


Arctis GameBudsとINZONE Budsを実機比較した結果、イコライザー調整ありきかつFPSゲームメインであればArctis GameBuds、出来るだけ調整せずに済ませたい方はINZONE Budsがおすすめという事が分かりました!
価格帯もほとんど同じで機能も似ているため、特徴的な違いはデザインくらいだと思ってしまいますが、イコライザー調整の自由度を筆頭に様々な面でそれぞれの機種に魅力やデメリットがあります。
Arctis GameBudsとINZONE Buds、どちらを購入しようか迷っている方はぜひこの記事を参考にし、自分の用途に合ったワイヤレスイヤホンを選びましょう!



音質にそこまでこだわりが無く使いやすさ重視の方はINZONE Budsがおすすめですが、少し手間でもズンズン響くような臨場感のある重低音を再現したい方はArctis GameBudsがおすすめです!














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